2010年8月11日水曜日

『坊主めくり 現代名僧図鑑』が朝日新聞の記事に登場




「お坊さんにインタビューしているライターさん」として、朝日新聞大阪本社のインタビューを受けました。

取材に来られた記者の方は「お坊さんや仏教に魅力を感じている」ということ自体が不思議……という印象を抱かれたようで、「自分の生き方として仏教を選び、必死でがんばっているお坊さんはかっこいいなと思います」という私のセリフに「かっこいい!? かっこいいってどういうことですか!?」とすごく食いついておられました(笑)。人生賭けてがんばっている人をかっこいいと思うのは、ふつうだと思うんですけどね。
記事のなかで、「アルバイト先のハンバーガー店で相談活動をしていたお坊さんもいる」と書かれてしまいましたが、これはちょっと違います。この話は「命の大切さを伝える人/根本紹徹さん」のエピソードなのですが、アルバイトをしているうちに相談しに来る人が増えちゃって……というお話で、お坊さんが自ら「相談活動するぞ!」とやっていたわけではないんですよね。お坊さんがその気でいれば、自然とお坊さんは求められる場面が増えるのではないかというお話の例えとしてお話したのですが、ちょっと違う書かれ方をして残念です。何度も修正をお願いしたのですが…。
そこはかとなく記事の反響が届いていて、やっぱりまだ新聞って力があるのだなぁと感心しちゃいました。いただいた反響の中で「あなたの書いているような(良い)お坊さんばかりじゃない」というコメントもいただきました。きっと、そう思った人も少なくないんだろうなと思いましたので、私の今のスタンスをお返事させていただきました。なんで「良いお坊さんばかりとりあげていいと思ってるか」というお話
いやー、予想はしていたのですが、親戚とご近所で話題になるっていうオプションもありまして、母から「あんたっ、朝日新聞に書いたん!?」と見当違いの電話もかかってきて、さらにその背後で父が「書いたんやないで!取材されたんや!」と叫んでいたりして、実家はなんだか盛り上がっていたようす。きっと今頃は、父が『坊主めくり』を読んでいるころじゃないかと思います。ここ、見つけたらコメント書いてね、お父さん!

掲載された記事のPDFをこちらにアップしておきます。
→諸事情のため、いったん非公開にしますー。
2010年8月9日 朝日新聞夕刊(関西版)「こころ――魅力的です お坊さん

by杉村さん