2009年7月10日金曜日

Lorca 展



タイトル「サムシンググレート」

以前、村上和雄という遺伝子研究で有名な人が書いた「人生の暗号」という本にえらく衝撃を受けたことがある。遺伝子の解読というのはすごい勢いで進んでいて、人の遺伝子の暗号は、20世紀の最後にほぼ解読されているんですね。ですごく驚いたのは、全DNAのうち実際に働いているのがたったの2%ぐらいなんだそうです。あとの98%はなにをしているのかがよくわからないのです。さらに最も驚いたのは、遺伝子にはスイッチみたいな作用があって、それがオンになったりオフになったりするらしい。だから、いい遺伝子のスイッチをオンにあるいは使われていない遺伝子をオンにできれば、人間の体や心を変えることができる可能性があり、例えば、人の気持ちが体を動かして、その結果、病気が治ることがありうると知ったとき、もう頭ががーんとなってしばらくそのことばかり考えていた。

確かに大事な事があったそのときは気が張っているので風邪もひかないとか、土壇場になるととてつもない力を発揮するとか、何か得たいのしれない大きな力があるような気はしていたが、それが科学的にも説明されると納得してしまう。こんな構造を作ったのは、大自然の不思議な働きによるもので、これは「サムシンググレート」としか言いようがないんだそうだ。



と他人様のサムシンググレートにかんする文面を拝借いたしましたが。



作者LORCAさん曰く何を描こうか何をどうしようか

脳内で考えることもなく、ペン先がふと走るそうです。


無意識の中の意識。彼の作品からはそのようなものをいつも感じます。