2010年11月9日火曜日

Seigen Ono



小野誠彦(Seigen Ono)とは


1958年8月9日、福島県生まれ。
兵庫県立加古川西高校卒業後、音響ハウスに入社。
80年までハウスエンジニアをつとめ、清水靖晃らのグループ、マライアとの仕事を期に独立。
フリーのエンジニアとして、マライアを始めとして、坂本龍一、渡辺香津美、吉田美奈子、ムーンライダーズ、
などのレコーデイング/ミックスを手掛ける。

1984年、ビクターからソロアルバム「SEIGEN」を発表する。
清水靖晃、笹路正徳らマライアの面々を始め、白井良明、中西俊博ら
彼と関係の深いミュージシャンたちとのコラボレーションにより成り立っているこのアルバムは
同社のミュージックインテリアシリーズの第一弾として発表されました。
(以降、橋本一子「ichiko」、佐久間正英「LISA」などが発表され、それらのレコーディング
&ミキシングなども彼が担当しております)

佐久間正英との出会いにより、共同で南青山にv.f.v.スタジオを設立。

エンジニアとして、国外では近藤等則、坂本龍一らとの活動を期にラウンド・リザ-ズ、ビルラズウエル、
ジョン・ゾーン、アート・リンゼイ、フレッド・フリス、らのNYのミュージシャンのプロジェクトに参加したのを
始め、デヴィッド・シルヴィアンやキングクリムゾンらのアルバムにも名を連ねている。
国内では佐久間正英がプロデュースしたBOOWYからGLAYに至る多くのアーテイストを始め、
仙波清彦のはにわ関係、ムーンライダーズの岡田徹の一連のソロ作品などにも関わっている

1999年現在、最近の仕事としては久々の元マライアの笹路正徳との仕事であるパフィ-のアルバムや
ヒートウエーブのアルバムなどがある。

又、外国から来る有名アーテイストを含め、レコーデイングだけでなくライブPAをこなしている、


音楽家としても88の春夏から88から89秋冬までのコム・デ・ギャルソンの
ファッション・ショウの音楽を担当、その音楽は89年徳間ジャパンより2枚アルバムに
まとめられている。(現在はサイデラレコードより2枚組にて復刻されている)

英国のヴァージンレコードと日本人として初めてアーテイスト契約を結び、
1988年セカンドアルバム「ザ グリーン チャイニーズ テーブル」
1989年にはシングル「モニカ・トルネラ・ドミニカ・セーラ」
1989年、アルバム「コムデギャルソン VOL.1」「VOL.2」発表


また、89年には自己レーベル「サイデラ・レコード」を設立し、
90年は徳間より「ネコノトピア・ネコノマニア」、
91年はキテイより「フォーテイ・デイズ・アンド・フォーテイ・ナイツ」
2枚のサントラアルバムをメジャーとディストビュー契約を結び、発売。

インディ-流通をスタートさせ、
「BAR DEL MATTATONO」(47人のミュージシャンによるモンタージュオブジェ)
「MONTREUX 93/94」(スイスモントルージャズフェステイバルに出場した際の録音)
と2枚のアルバムを94年に発表。

97年、3枚組アルバム「LA MOVIDA」を発表。
このアルバムには彼自身が音楽監督をしたミュージカル「DORA」のための音楽、
南イタリアで行われたタイムゾーンズフェステイバル、フィンランドのポリ・ジャズ・フェステイバル
ドイツ、ライプチヒでのフェステイバルに出演したときのライブ録音、
NHKドラマ「熱の島で」に提供した音楽等が収録されています

そして、99年11月20日ニューアルバム「WHO IS SHE?ME?」が発売!!
99年10月より12月、フジテレビ系で放映されたテレビドラマ「砂の上の恋人たち」
の音楽を彼が担当し、そのドラマのために書き下ろされた新曲とドラマ中に使用される
既発表曲5曲の計12曲収録されています。


ミュージシャンとしてはギター、キーボードなどもこなす彼ですが、
変則チューニングのチャランゴを愛好し、彼のアルバム以外でも
岡田徹、遠藤ミチロウ、dip in the pool等のアルバムでも彼のプレイを聞くことが出来ます。
アート・リンゼイのライブなどでは共演しております。


プロデューサーとしてはdip in the poolの初期やmar-paの2枚、
遠藤ミチロウ「空は銀鼠」、くじら「たまご」(清水靖晃と共同)
溝口肇「Best Wishes」(溝口肇と共同)などがあります。